跡追う子に引かれるの意味
“跡追う子に引かれる(あとおうこにひかれる)”は、日本の諺(ことわざ)で、先行者の影響力が大きいことを表現した言葉です。主に先輩や親など、先に進む人物が後続する人物に影響を与え、その行動や性格が形成される様子を言います。また、この表現は特に、好ましい影響を後続者に及ぼすことを強調します。
跡追う子に引かれるの語源・由来
「跡追う子に引かれる」の語源や由来は、農耕を行う際の牛に由来するとされています。「跡追う子」とは、親牛が耕す跡を追って歩く子牛を指しています。農耕の際に親牛が耕した同じ轍を子牛が進むように、人間社会でも先人の後を追う後続者がその影響を受け続ける様子を暗示しています。
跡追う子に引かれるの例文・使い方
- 父が厳しい人だったから、自然と僕も厳しくなってしまった。やはり、跡追う子に引かれるってことだな。
- あの兄弟はどちらも音楽が得意だね。兄の影響を強く受けたんだろう。跡追う子に引かれるってやつだ。
- 先輩が常に真面目に勉強していたから、僕たち後輩も真面目に取り組むようになった。跡追う子に引かれるとはこのことだ。
跡追う子に引かれるの類語・言い換え
先人の影響、模範に学ぶ、見習う
跡追う子に引かれるの反対語
自分の道を行く、既定路線から外れる、独自の道を進む