合わぬ蓋あれば合う蓋ありの意味
「合わぬ蓋あれば合う蓋あり(あわぬふたあればあうふたあり)」とは、日本のことわざで、物事は人それぞれの適所や適用があることを表す表現です。直訳すると「合わない蓋(ふた)があるなら、合う蓋もある」という意味になります。他の人と思考や価値観が一致しない場合でも、自分と合う人や場が必ずどこかに存在するという意味合いを持っています。
合わぬ蓋あれば合う蓋ありの語源・由来
このことわざは、元々は茶碗などの蓋を指していて、それぞれの蓋に合う茶碗や鍋があるということから生まれたといわれています。それぞれの蓋にはそれにピッタリ合う茶碗や鍋があり、人間関係も同様で、一人ひとりに合う相手や場所があるという意味です。
合わぬ蓋あれば合う蓋ありの例文・使い方
- 友達との関係に悩んでいるとき、「合わぬ蓋あれば合う蓋あり、あなたに合う友達がきっといるから心配しないで」
- ある仕事が向いていないと感じたとき、「合わぬ蓋あれば合う蓋ありだから、他の適した仕事を探しなさい」
- 恋愛で失恋した時、「合わぬ蓋あれば合う蓋あり、必ずあなたに適した相手が出てくるから大丈夫だよ」
合わぬ蓋あれば合う蓋ありの類語・言い換え
十人十色、人は各々、十人十味、三人よれば文殊の知恵
合わぬ蓋あれば合う蓋ありの反対語
人間万事塞翁が馬、無理が通れば道理引っ込む、色の白いは七難隠す