安に居て危を思うとは?意味・語源・例文・類語・反対語

安に居て危を思うの意味

安に居て危を思う(やすにいてきをおもう)とは、今は平穏でも、いつ何が起こるかわからないから未だに降りかかるかもしれない災厄を予想し、心配しておくという意味のことを言います。つまり、何事も油断せずに、前もって対策を考えておくべきだという教えを伝えています。

安に居て危を思うの語源・由来

この言葉の語源は、「論語」にある言葉からきています。「論語」は中国の古代哲学者である孔子の言葉やエピソードを弟子たちがまとめたもので、その中に「居安思危」という表現があり、これが「安に居て危を思う」の原形とされています。

安に居て危を思うの例文・使い方

  • チームは今季未だ負けなしではあるが、監督は「安に居て危を思う」という言葉を引き合いに出しつつ、選手たちに油断せずに練習を積み重ねるように言っていた。
  • 将来の事を考えると、安に居て危を思う。:
  • 今は成功を収めているが、企業としては安に居て危を思う心構えを忘れてはならない。

安に居て危を思うの類語・言い換え

常に警戒心を持つ、慎重に行動する、油断大敵、災い転じて福となす、備えあれば憂いなし

安に居て危を思うの反対語

油断大敵、安穏としている、気が抜ける、安楽を享受する、無警戒、安心している

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