足を知らずして靴を為るとは?意味・語源・例文・類語・反対語

足を知らずして靴を為るの意味

「足を知らずして靴を為る(あしをしらずしてくつをなす)」とは、物事の本質や大切な部分を理解しないで行うことの無意味さを表現する四字熟語です。実際の足の形や大きさを知らないで靴を作っても、その靴が足に合うわけがないということから、「何事も結果を出すためには、まず本質を理解することから始めなければならない」という意味が込められています。

足を知らずして靴を為るの語源・由来

「足を知らずして靴を為る」は、中国の古典「朱子語類」に由来します。ストーリーは、ある靴屋が靴を作るのに足の形を知らずに行うという振る舞いが描かれています。それが現在では前述のような意味となり、言葉として使われるようになりました。

足を知らずして靴を為るの例文・使い方

  • ただ流行に飛びついてビジネスを始めるのは、足を知らずして靴を為るようなものだ。
  • テストの答えだけを覚えても、理解していなければ足を知らずして靴を為る状態だ。
  • 自分の強みやスキルがないまま就職活動を始めると、足を知らずして靴を為ることになる。

足を知らずして靴を為るの類語・言い換え

見ぬ船山を欠く、半知半解、一知半解

足を知らずして靴を為るの反対語

病は気から、気配り上手、本質を見抜く

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