闇を以て疵を見るとは?意味・語源・例文・類語・反対語

闇を以て疵を見るの意味

「闇を以て疵を見る(やみをもってかすをみる)」とは、人の欠点や瑕疵(かす)を探し出すのに、闇や暗がりを利用する、つまり人の欠点を見つけ出すことに一生懸命になる、あるいは小さな欠点を大きく取り上げるという意味を持つ四字熟語です。

闇を以て疵を見るの語源・由来

「闇を以て疵を見る」の語源や由来は、中国の司馬遷の『史記』に由来しています。「闇」とは、あまりよく見えない状態を表し、「疵」は、傷みや欠点を表しますが、闇の中でよくみることで小さな欠点まで見つけ出すことができる、という意味合いから来ています。

闇を以て疵を見るの例文・使い方

  • 彼は細かなことにこだわる人間で、つい闇を以て疵を見る傾向がある。
  • そんなに小さなミスまで指摘するのは、まさに闇を以て疵を見ると言うべきだ。
  • 同僚の僅かな言い回しを突っつくその態度は、闇を以て疵を見るにも等しい。

闇を以て疵を見るの類語・言い換え

毛を探す、あら捜しをする、こまごまと指摘する、細部に執着する

闇を以て疵を見るの反対語

大目を見る、見逃す、包容する、大らかに受け止める

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