雲外蒼天の意味
「雲外蒼天」とは、困難な状況や苦しい状態を乗り越えた後の、すっきりと晴れ渡った状態を比喩的に表現した言葉です。「雲外」とは雲の上のことで、「蒼天」は晴れ渡った青空を意味します。したがって、全体として「雲を越えて青天に出る」、つまり「困難を乗り越えて、明るく晴れ渡った状況に達する」ことを表現しているのです。
雲外蒼天の語源・由来
「雲外蒼天」は中国の古典「楞伽経」から出てきた言葉です。この経典では、「雲の上は常に青天であり、雲の下は暗くなる。しかし、雲が晴れれば再び青天が見える」という教えから、困難を乗り越えた先には明るい未来が待っているという意味合いで使われていました。
雲外蒼天の例文・使い方
- 長い闘病生活を経て、ようやく健康が戻った私の心境はまさに雲外蒼天だ。
- 締切までに大量のレポートを書き終えたとき、その安堵感は雲外蒼天という表現がぴったりだ。
- 試験に合格して、一年間の勉強が報われた感じがしました。まるで雲外蒼天のような心地良さです。
雲外蒼天の類語・言い換え
開眼、開花、開墾、成功、解決、打開、突破、脱出
雲外蒼天の反対語
窮地、絶望、困難、難局、僻地、低迷、挫折、試練