狼貪虎視とは?意味・語源・例文・類語・反対語

狼貪虎視の意味

「狼貪虎視」は、他人の物をむさぼり食うオオカミや他を襲う虎のように、他人の弱みにつけこむ機会をうかがっているさまを指す四字熟語です。食い物や権力を欲しがって、他人を陥れることを目論む人の性格や態度を表現する際に使われます。

狼貪虎視の語源・由来

「狼貪虎視」は中国の古代文学から来ています。「狼貪」はオオカミが肉をむさぼり食う様子、「虎視」は虎が獲物を見つけ次第に襲いかかる様子を表しています。それらの動物の性質から、人間の欲深くて凶暴な態度を描写する言葉として生まれました。

狼貪虎視の例文・使い方

  • 新製品を発表するたびに、競合他社は狼貪虎視の目でこちらを見ている。
  • その商機には狼貪虎視の視線が集まっていた。
  • 彼は出世を熱望し、常に周りを狼貪虎視に見ている。

狼貪虎視の類語・言い換え

貪欲、強欲、欲深い、蛇の目、凶暴

狼貪虎視の反対語

無欲、慎み深い、寛大、おおらか、無私無欲

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