悪人には友多しとは?意味・語源・例文・類語・反対語

悪人には友多しの意味

「悪人には友多し(あくにんにはともおおし)」とは、不正を行う人間は利益を得るために多くの人間と関わることが多く、その結果、一見すると友人が多く見えることを表す言葉です。しかし、これらの「友人」は真の友情によって結ばれたものではなく、利害関係に基づいて結ばれたものであるという皮肉が含まれています。

悪人には友多しの語源・由来

この表現の具体的な語源や由来については明確には分かっていませんが、古来からの人間関係のあり方を表した言葉といえます。

悪人には友多しの例文・使い方

  • 彼は出世のためなら手段を選ばない人間だったので、周りには人が多かった。まさに悪人には友多しといったところだ。
  • 明かりを消せば星が見える、悪人には友多し、とはよく言ったもので、A君の周りは彼が奢ったりすることで得られた、所謂付き合い友達でいっぱいだ。
  • あの人の豪華なパーティにはいつもたくさんの人が集まるけど、彼が何か困ったときに手を差し伸べるのはほんの一握りだ。悪人には友多し、本当にそれを体現しているようだ。

悪人には友多しの類語・言い換え

悪事を働く者は人望がある、不正な行為をする者には人が集まる

悪人には友多しの反対語

善人には友なし、正直者は孤独になりがち

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