朝に夕べを謀らずとは?意味・語源・例文・類語・反対語

朝に夕べを謀らずの意味

「朝に夕べを謀らず(あさにゆうべをはからず)」という言葉は、直訳すると「朝になってから夕方のことを考えない」という意味です。つまり、「事前に計画を立てず、準備不足で物事に取り組む」という意味が込められています。これは自分の行動に対する責任感の欠如や怠け心、予想外の問題に対してどう対処するかの想定ができていない状態を表します。

朝に夕べを謀らずの語源・由来

「朝に夕べを謀らず」は、昔から言われている言葉で、農作業などのように計画性が求められる作業を行う人々の間で生まれたと言われています。農作業は天候や季節によって作業内容が変わり、普段からその準備や計画を考えておかなければならない作業です。この中で「事前準備の重要性」を説くために使われてきたのが「朝に夕べを謀らず」なのです。

朝に夕べを謀らずの例文・使い方

  • テスト前日になってから勉強を始めるなんて、朝に夕べを謀らずだよ。
  • 彼は話が遅いし、何事も朝に夕べを謀らずだから、困ったときに頼れる存在ではない。
  • 朝に夕べを謀らずの行動は、人間関係のトラブルを生む原因にもなるので気をつけなければならない。

朝に夕べを謀らずの類語・言い換え

飛んで火に入る夏の虫、一事が万事、自業自得、塞翁が馬

朝に夕べを謀らずの反対語

石の上にも三年、焼け石に水、案ずるより産むが易し、皆大好き

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