阿波の着倒れ伊予の食い倒れの意味
阿波の着倒れ伊予の食い倒れ(あわのきせかえ いよのくいだおれ)とは、贅沢するあまり出費しすぎて破産することを指す俗語です。「阿波の着倒れ」は、阿波(現・徳島県)の人々が着物にこだわりすぎるあまり財政が困難になること、「伊予の食い倒れ」は、伊予(現・愛媛県)の人々が食事に金をつぎ込むあまり財政が困難になること、という意味になります。
阿波の着倒れ伊予の食い倒れの語源・由来
この言葉は江戸時代の風俗を表す言葉で、阿波の人々が豪奢な着物にこだわり、伊予の人々が美食に興じる風俗が、その地方ごとの特性として言われていたことから生まれた言葉です。
阿波の着倒れ伊予の食い倒れの例文・使い方
- 彼女はブランド物に財布の紐を緩めすぎて、まさに阿波の着倒れだ。
- おいしいものが何より好きな彼は、まだ若いのに伊予の食い倒れを地で行っている。
- 阿波の着倒れ伊予の食い倒れとまではいかないまでも、無駄遣いは控えめな方がいい。
阿波の着倒れ伊予の食い倒れの類語・言い換え
振り込み観光客、無計画な消費、浪費家、大食漢
阿波の着倒れ伊予の食い倒れの反対語
節約家、倹約家、見栄を張らない、生活苦を知る人