ああ言えばこう言うとは?意味・語源・例文・類語・反対語

ああ言えばこう言うの意味

「ああ言えばこう言う(ああいえばこういう)」とは、どんな意見にも都合良く反応したり、相手の意見に対する反論が適切でない時に使われる日本語の慣用句です。直訳すると「こちらがああ言えば、あちらがこう言う」となり、一言でいうと相手が自分の意見にだけ合わせる姿、特に討論などでお互いに意見が噛み合わない状況を指す言葉です。

ああ言えばこう言うの語源・由来

「ああ言えばこう言う」の語源や由来は明らかにされていませんが、平安時代から使われていた言葉で古典文学にもその痕跡が見られます。当初は、「ああ言ったら、こう言った。」といった単純な会話の様子を示す表現でしたが、次第に現在のような、ある意見に対して都合良く反論しない態度を示す慣用句へと変化していったとされています。

ああ言えばこう言うの例文・使い方

  • A:「まずは少しずつ始めてみてはどうだろう?」 B:「でも、一気にやれば時間は短縮できそうだよね。」 A:「でも、あまり急ぐと失敗するかもしれないよ。」 B:「それもそうかな。」 A:「ほら、ああ言えばこう言うんだから困るんだよね。」
  • 「先生にはいつも私の意見にああ言えばこう言うで反論されてしまう。」
  • 「ああ言えばこう言う人間には正直、話が通じない。」

ああ言えばこう言うの類語・言い換え

優柔不断、あれこれと迷う、いつまでも結論が出ない、立場がブレる、フラフラする

ああ言えばこう言うの反対語

一貫性がある、主張がハッキリしている、立場がブレない、結論がはっきりしている

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