油を以て火を救うとは?意味・語源・例文・類語・反対語

油を以て火を救うの意味

「油を以て火を救う(あぶらをもってひをすくう)」とは、元々問題になっていることをさらに悪化させるという意味があります。「油」を火に加えると、今まで以上に大きな炎を作り出してしまうことから、症状や問題がますます悪くなる様子を表現しています。

油を以て火を救うの語源・由来

火事で火が大きくなると、それを消すことはとても難しいですよね。そんな時にいっそう火を大きくさせる「油」を投じてしまうことから、元々の問題をさらに悪化させることを「油を以て火を救う」と言うようになりました。

油を以て火を救うの例文・使い方

  • 彼は、試験前日に遊びに行くなんて、まさに油を以て火を救う行動だ。
  • もっともらしく誤魔化そうとしたが、それが逆に疑念を深めてしまい、まるで油を以て火を救う結果となった。
  • 彼女の機嫌が悪いときに、無理に話し掛けると、油を以て火を救うことになりかねない。

油を以て火を救うの類語・言い換え

事態を悪化させる、泣き面に蜂

油を以て火を救うの反対語

油断大敵、和を以て貴ぶ、安全第一

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