脂に画き氷に鏤むとは?意味・語源・例文・類語・反対語

脂に画き氷に鏤むの意味

「脂に画き氷に鏤む(あぶらにえがきこおりにちょうかじる)」とは、何も形に残らず、無駄に終わることを表す言葉です。直訳すると、「油に絵を描く、氷に彫刻をする」という意味になります。油に描いた絵も、氷に彫った彫刻も時間が経てば元の状態に戻ってしまうため、その行為は無駄であるということを象徴しています。

脂に画き氷に鏤むの語源・由来

この語源は明らかではありませんが、文化背景から分析すると、昔の人々が油や氷を用いて器用さを鍛える遊びをしていたとする説があります。しかし、これらの遊びは時間の経過とともに成果が消えてしまうため、結果的には無駄な努力という意味を込めて「脂に画き氷に鏤む」という表現が生まれたと考えられます。

脂に画き氷に鏤むの例文・使い方

  • 試験勉強をしないでゲームばかりしていては、脂に画き氷に鏤むようなものだ。
  • そのプロジェクトは初めから結果が見込めない。脂に画き氷に鏤む努力をするより、他の有望なプロジェクトに力を注いだ方が良い。
  • 彼の助言を無視して同じ失敗を繰り返してしまった。まさに脂に画き氷に鏤む行為だ。

脂に画き氷に鏤むの類語・言い換え

水に流す、風前の灯火、虚しく舞う

脂に画き氷に鏤むの反対語

手を打つ、手応えを感じる、労力が報われる

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