暗室を欺かずとは?意味・語源・例文・類語・反対語

暗室を欺かずの意味

「暗室を欺かず(あんしつをあざむかず)」とは、他人の目が及ばない所での行動、特に良心に反する行動を行わないという意味の言葉です。つまり、誰にも見られていない場所でも正しい行動を続けることを表す表現です。

暗室を欺かずの語源・由来

「暗室を欺かず」の語源・由来は、中国の古典「中庸」に出てくる故事から来ています。「暗室」は誰もいない暗い部屋、そのような所を「欺かない」ことから、秘密の場所でも悪事を働かない、人目につかないところでも正しく行動する、という意味が生まれました。

暗室を欺かずの例文・使い方

  • 誠実さを評価され、社長は彼を「暗室を欺かずの人物」と表現した。
  • 人の見ていないところでの努力が、彼の「暗室を欺かず」の実践と評価されている。
  • 彼は誰が見ているかに関わらず、常に自分の信念を貫き「暗室を欺かず」の精神を持っている。

暗室を欺かずの類語・言い換え

清廉潔白、堅実無私、真心真意

暗室を欺かずの反対語

裏表がある、二枚舌を使う、表裏一体

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