晏子の御とは?意味・語源・例文・類語・反対語

晏子の御の意味

晏子の御(あんしのおん)とは、物事をキチンとやりきるためには適度に立て篭もって、じっくり仕事に取り組むことが必要だという意味のことわざです。晏子の御というのは、中国の古代の名臣の一人である晏子が、自分の家に閉じこもった後、国家の問題を解決し、帰って来たことに由来しています。

晏子の御の語源・由来

晏子の御の語源は、「晏子」が中国の春秋時代に活躍した名臣で、「御」とは「車に乗る」という意味を持つ中国語の「㝡(ゆう)」が訛ったものです。晏子は主君を忠実に補佐し、しばしば禍乱を解決してきました。晏子が家に引きこもった後、複雑な問題を解決して帰ってきた事から、「晏子の御」という語が生まれ、物事をじっくりと進めることの重要性を示すようになりました。

晏子の御の例文・使い方

  • 試験に向けて、1日中勉強に没頭するなんてまさに晏子の御だね。
  • 新製品の開発に関しては、晏子の御の精神で取り組まないと成功しないだろう。
  • 完成まであと一歩というところで焦らず、晏子の御のように落ち着いて仕上げることが大切だ。

晏子の御の類語・言い換え

じっくり取り組む、広い視野で考慮する、根気強く進める

晏子の御の反対語

あわてて行動する、浅はかに考える、焦って進める

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