虻もたからずの意味
「虻もたからず(あぶもたからず)」は、小さな利益でも軽んじてはいけないという意味の言葉です。一方で、何でもかんでも欲しがるという、欲深さを戒める意味もあります。
虻もたからずの語源・由来
この言葉の語源は、昔話「浦島太郎」から来ています。物語の中で、浦島太郎が助けた甲羅についた虻を軽んじずに助けた結果、海中の竜宮城に招かれるというエピソードがあります。それに由来して、「小さな利益でも軽んじるな」という意味を持つようになりました。
虻もたからずの例文・使い方
- 小さい仕事でもお金になるから、虻もたからずで引き受けることにした。
- コインの小銭でも貯めていけば、一か月の給料になることもある。虻もたからずだ。
- 毎日のランニングを少しでも積み重ねていけば、一年後には大きな結果が出る。まさに虻もたからずだ。
虻もたからずの類語・言い換え
積小成大、鶏口牛後
虻もたからずの反対語
鶏口牛後(ただし、ここでは否定的な意味)、多少を顧みず