顎の雫口に入らぬとは?意味・語源・例文・類語・反対語

顎の雫口に入らぬの意味

「顎の雫口に入らぬ(あごのしすくちにいらぬ)」とは、自身の力で食べ物を口に運べないほど手元が不自由になってしまっている、または場合によっては非常に体調が悪い状態をいう表現です。顎から零れ落ちた雫が口に入らないという様子から、自身のことすら手に負えないほど弱ってしまっている様子をたとえています。

顎の雫口に入らぬの語源・由来

この言葉は、江戸時代の人々の間で使われていた口語を起源としています。文字通り、顎から垂れた唾液が口に入らないほどに衰弱している様子を表しています。当時の人々の生活や環境から生まれた表現で、体調の悪さや弱っている状態を視覚的に表しています。

顎の雫口に入らぬの例文・使い方

  • インフルエンザで寝込んでしまい、顎の雫口に入らぬ状態だ。
  • 試験勉強で徹夜を続け、顎の雫口に入らぬほど疲れ果ててしまった。
  • 風邪をひかないように、体調管理にはくれぐれも注意しましょう。顎の雫口に入らぬような事態は避けなければなりません。

顎の雫口に入らぬの類語・言い換え

疲れ果てる、気力が尽きる、衰弱する、力尽きる、消耗切る

顎の雫口に入らぬの反対語

元気いっぱい、体力満点、力がみなぎる、絶好調、健在

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