上がって三代下がって三代とは?意味・語源・例文・類語・反対語

上がって三代下がって三代の意味

「上がって三代下がって三代(あがってさんだいさがってさんだい)」とは、一族、家族ぐるみで一気に富み、地位が向上しても、その勢いは長くは続かないことを指す言葉です。具体的には、富や地位が一世代目から三世代目までで落ちてしまうといった意味合いを含んでいます。これは、一世代目が努力して得たものでも、次第に後の世代でその価値を理解できなくなることが多いためとされています。

上がって三代下がって三代の語源・由来

日本の古来から伝わる言葉であり、具体的な語源や由来は分かっていません。ただ、三代というのは中国の思想である儒教の影響を受けており、一世代目が苦労して財を築き、二世代目がそれを維持し、三世代目でそれが失われるという流れを表しています。

上がって三代下がって三代の例文・使い方

  • この一族も上がって三代下がって三代と言われる通り、今では全くゆかりのないところで暮らしている。
  • 彼の実家はかつては名家だったが、上がって三代下がって三代の言葉通り今は全くの一般家庭だ。
  • 豪商の息子だからといって油断するな。上がって三代下がって三代、お金はすぐになくなるものだよ。

上がって三代下がって三代の類語・言い換え

富も栄枯盛衰、家も三代、苦労せぬゆえに衰える

上がって三代下がって三代の反対語

後継者が優れている、家系が続く、富が永続する

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