愛多ければ憎しみ至るとは?意味・語源・例文・類語・反対語

愛多ければ憎しみ至るの意味

「愛多ければ憎しみ至る(あいおおければにくみいたる)」とは、自分が誰かを強く愛しすぎてしまうと、その人を心から尊敬すると同時に何か妬みや恨み、憎しみの感情が生まれやすいという意味です。愛情が深いほど、些細な行動や言葉に心を痛めたり、理想と現実の違いを感じてしまうことから来る感情とされています。

愛多ければ憎しみ至るの語源・由来

「愛多ければ憎しみ至る」は、古代の漢詩である『詩経』に出てくるフレーズが源流とされています。感情や人間関係におけるある種のパラドックス(矛盾)を表現した言葉で、古くから人々の感情の複雑さを表す絵的な言語として使われてきました。

愛多ければ憎しみ至るの例文・使い方

  • 彼女をとても愛していたからこそ、彼女の裏切りに納得がいかず、愛多ければ憎しみ至るとはこのことだと痛感した。
  • 普通なら気にならないことでも、愛多ければ憎しみ至ると言うだろう、好きすぎてしまうと些細なことで怒りを感じるようになってしまった。
  • 愛多ければ憎しみ至る、彼のことを思い遣りすぎて、自分が精神的に参ってしまっている。

愛多ければ憎しみ至るの類語・言い換え

善き者ほど悪しき者、恋は盲、熱愛の裏返し

愛多ければ憎しみ至るの反対語

愛すれば愛するほど好きになる、思いやれば思いやるほど尊敬する

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