仇も情けも我が身より出るの意味
「仇も情けも我が身より出る(あだもなすけもわがみよりでる)」とは、敵意や恨みの感情も、恩情やあわれみの感情も、自分自身の行動や態度によるものという意味です。つまり、相手からどのように扱われたいかは、自分の言動によって左右されるということを伝える故事成語です。
仇も情けも我が身より出るの語源・由来
これは、元は「仇も情けも己が身に出ずんばまた誰が身に出ん」という、室町時代の禅僧一休宗純の言葉から来ています。「己が身に出ずんばまた誰が身に出ん」の部分は、自分が自分自身をコントロールしなければ、他の誰がコントロールすることもできないという意味になります。
仇も情けも我が身より出るの例文・使い方
- 宿題をサボったら、友達からの信頼も失うだろうしな。仇も情けも我が身より出るからな。
- 彼は自分の失敗を他人のせいにするけど、仇も情けも我が身より出るのだから自己反省が必要だと思う。
- 人間関係で苦しんでいるなら、まずは自分自身の態度を振り返るといいよ。だって、仇も情けも我が身より出るんだから。
仇も情けも我が身より出るの類語・言い換え
自業自得、因果応報、自己責任
仇も情けも我が身より出るの反対語
他責、他力本願、他人任せ