寇に兵を藉し盗に糧を齎すの意味
「寇に兵を藉し盗に糧を齎す(こうにへいをかししとうにかてをじす)」とは、敵に武器を与え、泥棒に食料を提供するという意味です。つまり、敵の力を増し、自ら困る原因を作ってしまうことを表しています。
寇に兵を藉し盗に糧を齎すの語源・由来
これは、中国の春秋時代に書かれた『戦国策』から来ています。この故事成語は、自分の判断や行動で敵を助けたり、自分自身の不利益を招くような事をしてしまうことを表します。
寇に兵を藉し盗に糧を齎すの例文・使い方
- 彼の言動は寇に兵を藉し盗に糧を齎すこととなり、クラスの雰囲気が悪くなってしまった。
- 彼女は人の悪口ばかり言っていたので、自分自身の評価を下げただけで、まさに寇に兵を藉し盗に糧を齎す行為だった。
- あの選手の不注意なプレーが寇に兵を藉し盗に糧を齎す結果となり、チームは試合に負けてしまった。
寇に兵を藉し盗に糧を齎すの類語・言い換え
自業自得、身から出た錆、己が為すところ、敵前逃亡、敵に塩を送る
寇に兵を藉し盗に糧を齎すの反対語
敵を挑発する、敵を貶める、敵に挑む、敵にたてつく