悪言は口より出ださず苟語は耳に留めずとは?意味・語源・例文・類語・反対語

悪言は口より出ださず苟語は耳に留めずの意味

「悪言は口より出ださず苟語は耳に留めず(あくげんはくちよりいださずそうごはみみにとめず)」は、自分が悪口を言わないだけでなく、人から言われた悪口も気にしないという意味を表しています。「苟語」は他人の無益な話や悪口を指す言葉で、「留めず」はそのような話に耳をかさないという意味です。

悪言は口より出ださず苟語は耳に留めずの語源・由来

この言葉は「悪口を言うな」「人の悪口に耳を貸すな」という教えに基づいています。古代中国の思想家である孔子が「鄉黨之言,與其從之也,庶幾無言。所謂克己奉公,求可謂之務矣」(郷党の言葉を信じるよりは、その場を通り過ぎるがよい。己を克して公に奉ずるは、人の守るべき義務だ)と語ったことから生まれたと考えられています。

悪言は口より出ださず苟語は耳に留めずの例文・使い方

  • 聞く耳を持たない人に対して、「あなたは本当に”悪言は口より出ださず苟語は耳に留めず”の精神を実践しているね」と言います。
  • クラスメイトが他人の悪口を言い始めた時、「悪言は口より出ださず苟語は耳に留めず」この言葉を思い出し、甘んじて聞くのではなく距離を置くようにします。
  • 友人が他人の評判に困っている時、「悪言は口より出ださず苟語は耳に留めず、自分自身を信じて行動すればいい」とアドバイスします。

悪言は口より出ださず苟語は耳に留めずの類語・言い換え

悪口を言わない、他人の悪口に耳をかさない、悪口を無視する、悪口を聞かない

悪言は口より出ださず苟語は耳に留めずの反対語

悪口を言う、他人の悪口に耳をかす、悪口に反応する、悪口を聞き入れる

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