青海苔の答礼に太太神楽を打つの意味
「青海苔の答礼に太太神楽を打つ(あおのりのおんがえしにたいたいかぐらをうつ)」とは、ささやかな恩に対して大げさな感謝の意を示すことを言います。本来、青海苔は価値がそれほど高くない品物であり、その恩返しに労力と費用をかけて太太神楽と呼ばれる盛大な舞踏を披露することから、比喩的に小さな恩に対して大げさな感謝の意を示すことを表すようになりました。
青海苔の答礼に太太神楽を打つの語源・由来
この表現の由来は、『土左文読本』中の一話「青海苔太太神楽」からきています。この話は、海苔を贈ったお礼として、太太神楽を打つことになり、その矛盾した行いが面白いと評判になったというものです。このエピソードから「青海苔の答礼に太太神楽を打つ」という慣用句が生まれ、上述のような意味で使われるようになりました。
青海苔の答礼に太太神楽を打つの例文・使い方
- ちょっぴり手伝っただけなのに、家族全員でお礼に来てくれて、まるで「青海苔の答礼に太太神楽を打つ」みたいだ。
- 彼は何事も大げさになりがちで、人から少し手助けを受けると「青海苔の答礼に太太神楽を打つ」かのようにお礼を言う。
- サッカーの試合で少し応援してくれた友達に、感謝の気持ちを伝えるために高価なギフトを贈るとは、まさに「青海苔の答礼に太太神楽を打つ」だ。
青海苔の答礼に太太神楽を打つの類語・言い換え
大げさにお礼を言う、見返りが過剰だ、感謝の意が大きすぎる
青海苔の答礼に太太神楽を打つの反対語
恩をあだで返す、出した手を振り払う、感謝の意を示さない