彼方を立てれば此方が立たずの意味
「彼方を立てれば此方が立たず(あちらをたてればこちらがたたず)」の意味は、「片方を良くすると逆にもう一方が悪くなる」という意味です。これは、物事が全てそろって上手くいくわけではないという、現実の厳しさを表現した言葉と言えます。
彼方を立てれば此方が立たずの語源・由来
これは古代中国の故事、「卯木喪胆」に由来する成語です。「卯木喪胆」は、東を向けば背後が西になり、西を向けば背後が東になるため、どちらを向いても安心できないという話から、「彼方を立てれば此方が立たず」の意味が生まれました。
彼方を立てれば此方が立たずの例文・使い方
- 友人との関係を修復すれば彼氏に嫉妬させてしまう、まさに彼方を立てれば此方が立たずだ。
- 業績が伸びても労働時間が増えた、まさに彼方を立てれば此方が立たずだね。
- この問題、彼方を立てれば此方が立たずの様相を呈している。
彼方を立てれば此方が立たずの類語・言い換え
片方を向けば、もう片方が隠れる、どちらを選んでも損する
彼方を立てれば此方が立たずの反対語
一石二鳥、ウィンウィン