隗より始めよとは?意味・語源・例文・類語・反対語

隗より始めよの意味

「隗より始めよ(かいよりはじめよ)」とは、物事を始める時には先ず身近なところから始めなさいという意味です。大きな事を達成したいと思った時でも、一歩から踏み出すという小さな行動から始めていくべきという教訓を含んでいます。

隗より始めよの語源・由来

この言葉の由来は古代中国の「論語」にまで遡ります。「隗」とは、孔子の弟子である「子貢(しこう)」の父の名前です。「子貢」が国政を論じていた際に、孔子から「身の回りのことさえ治まっていないのに、どうして国を治めることができようか。まず身の回りから始めよ」と諭されたというエピソードが語源となっています。

隗より始めよの例文・使い方

  • 大きなプロジェクトを成功させたいなら、隗より始めよ、まずは小さな課題から片付けていこう。
  • 将来のことを心配しても仕方がない、隗より始めよ、今手につくことから始めればいい。
  • 理想の自分になりたければ、隗より始めよ、まずは日々の生活習慣を見直してみよう。

隗より始めよの類語・言い換え

身近なところから、まずは一歩、先ずは自分から、石のように小さいところから、小さく始める

隗より始めよの反対語

先走る、雲から落ちる、出鱈目に始める、無計画に行動する、とびとびに取り組む

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