侮る葛に倒さるとは?意味・語源・例文・類語・反対語

侮る葛に倒さるの意味

侮る葛に倒さる(あなどるつづらにたおされる)とは、軽く見ていた相手や事柄に逆に困る、または負けるという意味があります。もっと具体的に言うと、舐めてかかっていた相手にしょうもない戦術で引っかかってしまったり、軽い気持ちで始めた仕事が思った以上に大変だったりする状況を指す表現です。

侮る葛に倒さるの語源・由来

この言葉は、かつての剣術指南を指す「撃剣余波」という書物にある故事から来ているそうです。そこに書かれている故事によれば、あるサムライが道中で葛の蔓を蔑んで斬りつけたところ、葛の蔓が弾力により逆にサムライをひっくり返すということがあったんだそうです。それがもとで、「侮る葛に倒れる」または「侮る葛に倒さる」といわれるようになったとのことです。

侮る葛に倒さるの例文・使い方

  • 試験問題を見ると、侮る葛に倒さるとはこのことだなと感じた。
  • 彼は冷静な態度を取ったが結局、彼を軽視した自分が侮る葛に倒さる結果となった。
  • あの店、見た目は安っぽいけど味は本格的で、さすがは侮る葛に倒さるとはよく言ったものだ。

侮る葛に倒さるの類語・言い換え

見下す敵に負ける、甘く見ると痛い目に遭う、油断大敵

侮る葛に倒さるの反対語

見た目通りの結果となる、見た通りの強さ、警戒が報われる

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