蟻の熊野参りとは?意味・語源・例文・類語・反対語

蟻の熊野参りの意味

“蟻の熊野参り(ありのくまのさんどう)”は、一見くたびれて見えても確実に目的地へと進んでいく小さな生き物”蟻”に例えて、一歩一歩でも確実に、努力を続けて夢や目標に向かって進む様子を表した言葉です。または、遅くとも確実に前進していく様を表すこともあります。

蟻の熊野参りの語源・由来

この言葉の”熊野参り”は、かつて人々が願い事を叶えるために参拝していた、和歌山県にある熊野三山(熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社)への参拝のことを指しています。とても遠い場所であったため、参拝には長い時間と困難な道のりが必要で、それが小さな蟻の慎重な動きに喩えられ、「蟻の熊野参り」となりました。

蟻の熊野参りの例文・使い方

  • 一見時間がかかりそうだけど、蟻の熊野参りのように確実に進むよ。
  • 英語を一から勉強するのは大変だけど、蟻の熊野参りで少しずつ習得していけば大丈夫だよ。
  • 彼の研究は蟻の熊野参りだけど、いつかは素晴らしい結果が出るだろう。

蟻の熊野参りの類語・言い換え

地道な努力、一歩一歩、少しずつ、ゆっくりと、じっくりと、確実に

蟻の熊野参りの反対語

一気に、急ぐ、飛ばす、早急に

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