網の目に風たまらずとは?意味・語源・例文・類語・反対語

網の目に風たまらずの意味

「網の目に風たまらず(あみのめにかぜたまらず)」とは、文字通りに考えると網の目は細かいため、風が抜けて留まることはありません。これを比喩的に使い、何かがただ通り過ぎて行って何も残らない状態や、影響を与えることなく通り抜けていくことを意味します。つまり、何かが「痕跡を残さずに通り過ぎていく」ことを表しています。

網の目に風たまらずの語源・由来

「網の目に風たまらず」の語源や由来は、直訳すれば分かるように、漁師が使う網の目を見て言葉として生まれたとされています。網の目は細かいため、風はすり抜けていき、網には風の存在が刻まれることはありません。これをもじって、何かが通り過ぎても痕跡を残さない様子を表す言葉として使われるようになりました。

網の目に風たまらずの例文・使い方

  • 試験の内容が難しくて、網の目に風たまらずのように全て忘れてしまった。
  • 先生の話は、あまりに難解で網の目に風たまらずのように頭からすり抜けてしまった。
  • 新人研修の内容が多すぎて、網の目に風たまらずという感じでほとんど覚えられなかった。

網の目に風たまらずの類語・言い換え

すり抜ける、通り抜ける、影響を与えない

網の目に風たまらずの反対語

しっかり覚える、記憶に残る、印象に残る

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