穴を掘って言い入るとは?意味・語源・例文・類語・反対語

穴を掘って言い入るの意味

「穴を掘って言い入る(あなをほっていいいる)」は、長い時間をかけてあれこれと話をし続け、相手が言い逃れできないようにすることを言う表現です。直訳すると「穴を掘る」= 物事を掘り下げる、「言い入る」= 相手に言い聞かせる、という意味になります。まるで相手の脱出口を塞いで逃げられないようにする、つまりしっかりと自分の意見を相手に納得させることが表されています。

穴を掘って言い入るの語源・由来

「穴を掘って言い入る」の具体的な語源や由来は定かではありませんが、かつての戦争の時代に敵が堅固な城塞に barricade を張った場合、その城塞を攻撃するために穴をつないで内部へ進入しようとした戦術から派生したと考えられています。これを会話の場に置き換えると、「堅固な相手の意見や立場を崩すために、じっくりと時間をかけて穴(矛盾や抜け穴)を探し、その穴から自分の意見を言い入れる」という様子を表すと解釈できます。

穴を掘って言い入るの例文・使い方

  • 弟が部屋の片付けをするつもりがないかったので、私は穴を掘って言い入るように説得した。
  • 面接官は質問を繰り返して穴を掘って言い入るようなやり方で、志望動機を深く掘り下げていった。
  • 会議では、問題が解決しない限り誰かが穴を掘って言い入ることが必須となる。

穴を掘って言い入るの類語・言い換え

言い聞かせる、説得する、言い込む、つきつける、追い詰める

穴を掘って言い入るの反対語

見逃す、スルーする、見過ごす、放置する、無視する

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