上げ膳据え膳とは?意味・語源・例文・類語・反対語

上げ膳据え膳の意味

「上げ膳据え膳(あげぜんすえぜん)」とは、人が何もしなくても全てをやってくれるという便利な状況を指す言葉です。自分で何もせずに、全てが整えられている、人から何もかも与えられる状況を比喩的に表します。一般的には、「自分の手を汚さずに何もかもが順調に運ぶ状態」を指すことが多いです。

上げ膳据え膳の語源・由来

この表現は、字面通りの「膳を上げて膳を据える」状況から来ています。「上げ膳」は、食事が終わって食器を片付けること。「据え膳」は、食事を始めるために食器を出すことを指します。つまり、自分が食事を始める前にも終わる後にも何も手を付けず、全てが他人にやってもらえる状況を指すわけです。

上げ膳据え膳の例文・使い方

  • 彼は家事に全く手を付けず、母親に全部やらせている。まさに上げ膳据え膳だ。
  • あの会社は従業員に対するサポートが手厚く、入社してからの研修もしっかりしている。上げ膳据え膳の待遇だ。
  • お金持ちの子供達は何でもかんでも親にしてもらう上げ膳据え膳の生活を送っている。

上げ膳据え膳の類語・言い換え

頼りきり、何もしないで他人に任せる、甘える、手を抜く。

上げ膳据え膳の反対語

自分で処理する、自立する、自分で解決する、手間をかける、自助努力。

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