悪を見ること農夫の努めて草を去るが如しの意味
「悪を見ること農夫の努めて草を去るが如し（あくをみることのうふのつとめてくさをさるがごとし）」は、小さな悪行や悪習が見つかればすぐに排除したり、正したりすることが大切だという意味のことわざです。農夫が畑に生えた雑草を見つけ次第、すぐに取り除くように、自分自身や社会の中の小さな悪も見つけたら直ちに改めるべきだと説く言葉です。
悪を見ること農夫の努めて草を去るが如しの語源・由来
この語句の語源や由来は明確には分かっていませんが、生活の中で農夫が雑草を見つけてすぐに取り除く様子から連想された言葉だと考えられます。中国の古典『詩経』に「悪を見すれば草を折るが如く除くべし」という表現が見られ、この考え方を端的に表した言葉となっています。
悪を見ること農夫の努めて草を去るが如しの例文・使い方
- 同じ過ちを繰り返さないよう、悪を見ること農夫の努めて草を去るが如しというつもりで、注意すべき点はすぐに改善するべきだ。
- 悪行は、悪を見ること農夫の努めて草を去るが如しとすぐに改めることが大切だ。
- 悪習は悪を見ること農夫の努めて草を去るが如しと見つけたらすぐに捨てるべきだ。
悪を見ること農夫の努めて草を去るが如しの類語・言い換え
一刻千金、積小成大、草の根を絶つ
悪を見ること農夫の努めて草を去るが如しの反対語
後回しにする、見逃す、大目に見る
