敢えて後れたるに非ず馬進まざればなりとは?意味・語源・例文・類語・反対語

敢えて後れたるに非ず馬進まざればなりの意味

“敢えて後れたるに非ず馬進まざればなり”(あえておくれたるにあらずうますすまざればなり)とは、主として政治や社会の中で抜きん出て先導者、リーダー的役割を果たすことが求められている人間が、それを回避しようとしないで、率先して進み出て行動するべきだ、という思いを表した表現です。

敢えて後れたるに非ず馬進まざればなりの語源・由来

この言葉は中国の古典『荘子』から出ている言葉で、ある馬車から降りた皇帝が、道悪く進むのが難しい中、車馬が先に進まず後れてしまったところで、さらさらと進むべきではないと皇帝が驚いたという故事からきています。

敢えて後れたるに非ず馬進まざればなりの例文・使い方

  • 敢えて後れたるに非ず馬進まざればなり、君が市長になるべきだ。
  • クラスが団結するためには、君が敢えて後れたるに非ず馬進まざればなりの精神でクラスの代表に就任すべきだ。
  • 敢えて後れたるに非ず馬進まざればなり、と言われたからといって無理に先頭に立つ必要はない。

敢えて後れたるに非ず馬進まざればなりの類語・言い換え

立身出世、舵を取る、先陣を切る、先頭に立つ、率先垂範

敢えて後れたるに非ず馬進まざればなりの反対語

後ろ盾になる、後方支援をする、後を追う、下手に出る

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