逢い戻りは鴨の味の意味
「逢い戻りは鴨の味(あいもどりはかものあじ)」とは、一度別れた人が再びこじんまりと暮らし始めると、再び同じ問題点が浮上し、元の状態に戻るという意味のことわざです。恋人や友だちとの関係を例に挙げると、一度出て来た問題が、再び同じ関係に戻ったときにまた出る、という意味になります。
逢い戻りは鴨の味の語源・由来
この言葉は、中世の女流文学から派生したものであり、具体的には「源氏物語」に由来しています。物語の中で、主人公の源氏が愛した女性との関係を再開しようとする場面でこの表現が使われています。その女性との関係を再開したものの、同じ問題が持ち上がり、元の状態に戻ってしまうという意味とされています。
逢い戻りは鴨の味の例文・使い方
- 彼とは一度別れたのに、逢い戻りは鴨の味とはよく言ったもので、また同じ問題で揉めてしまっている。
- 彼女と再び付き合い始めたけれど、やはり逢い戻りは鴨の味だと感じています。
- 逢い戻りは鴨の味と言うけれど、私たちは前よりも素敵な関係を築くことができていると思います。
逢い戻りは鴨の味の類語・言い換え
再び同じ問題が再発する、同じことの繰り返し、二度目の同じ失敗
逢い戻りは鴨の味の反対語
前より良い状態になる、改善した、良くなった