匕首に鍔を打ったようとは?意味・語源・例文・類語・反対語

匕首に鍔を打ったようの意味

「匕首に鍔を打ったよう」(ひしゅにつばをうったよう)という言葉は、何かが本来の目的や役割から大きく外れてしまうことを指すときに使われます。ここでいう「匕首」は突き刺す武器、つまり短剣のことを指し、それに「鍔」をつけてしまうと、短剣としての機能を失い、本来の目的を果たせない状態を表しています。

匕首に鍔を打ったようの語源・由来

この表現の語源は、「匕首に鍔を打つ」という文字通りの行為からきています。「匕首」は刺すための武器で、「鍔」は刀剣の柄と刀身の間にある部分で、刀剣を振るう際に手が刀身に滑っていかないようにする役割があります。しかし、匕首には本来、鍔が必要ない。だから、「匕首に鍔を打つ」という行為自体が本末転倒で、本来の役割から外れた状態を形象的に表しています。

匕首に鍔を打ったようの例文・使い方

  • 一生懸命練習してきたのに、試合で全く力を発揮できなかった。まるで匕首に鍔を打ったようだ。
  • 頭脳明晰な彼がそんな単純なミスをするなんて、匕首に鍔を打ったようなものだ。
  • 教育の場で、暴力を振るう教師など匕首に鍔を打ったようなものだ。

匕首に鍔を打ったようの類語・言い換え

本末転倒、蛇足、適材適所ではない、役割を果たせていない、目的を外れている

匕首に鍔を打ったようの反対語

適材適所、要領を得ている、役割を果たしている

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