臍を噛むとは?意味・語源・例文・類語・反対語

臍を噛むの意味

「臍を噛む(へそをかむ)」とは、悩んだり迷ったりして決断ができない状態を表す日本語の慣用表現です。言葉どおりヒトの「臍」を「噛む」ことは物理的に不可能で、この表現が示すのは、考え込んでうつむいた時に目の前に見える「臍」を見つめている状態、つまり深く考え込んで何も行動できない状態を象徴しています。

臍を噛むの語源・由来

「臍を噛む」の語源は、深く考える時に頭を下げてうつむいた状態を表しています。その姿勢から「臍」が目につくため、「臍を見て考え込む」ことから来ていると言われています。また、一般的に人間が「臍」を「噛む」ことは不可能なため、物理的な不可能さを使って、「難しい決断ができない状態」を強調しているとも解釈できます。

臍を噛むの例文・使い方

  • 大学進学か就職かでずっと臍を噛んでいる。
  • 部活と勉強、どちらを優先するかで臍を噛んだ。
  • 映画と野球、どちらのチケットを買うべきか臍を噛みながら考えた。

臍を噛むの類語・言い換え

「迷う」、「悩む」、「頭を悩ませる」、「立ち往生する」

臍を噛むの反対語

「決断する」、「思い切る」、「躊躇しない」、「すぐに決める」

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