あったら口に風邪ひかすとは?意味・語源・例文・類語・反対語

あったら口に風邪ひかすの意味

「あったら口に風邪ひかす(あったらくちにかぜひかす)」は日本のことわざで、鉄が熱いうちに打つべし、という意味で使われます。「好機を逃さず、タイミング良く行動すべきだ」というニュアンスがあります。直訳すると「熱いものが冷めてしまうと、風邪をひいてしまう」という意味になりますが、ここで言う風邪とは「チャンスを逃す」という意味で解釈されます。

あったら口に風邪ひかすの語源・由来

「あったら口に風邪ひかす」の語源は不明ですが、古くから伝わる日本のことわざで、鍛冶屋が熱した鉄を鍛える様子に由来するとも言われています。鉄を熱すれば柔らかくなり、鍛冶屋が鍛えやすくなります。しかし、熱せられた鉄は冷めてしまうとまた硬くなってしまいます。それを避けるために、熱いうちにしっかりと鍛え上げることが求められます。これが比喩として使われ、チャンスや好機を逃すことなく確実に行動するべきという意味合いを持つようになりました。

あったら口に風邪ひかすの例文・使い方

  • この企画案については、社長が興味を示している今がチャンスだ、あったら口に風邪ひかすだよ。
  • さっきの本、もしも気に入っているのなら、すぐに買うべきだよ。あったら口に風邪ひかすっていうでしょ。
  • 彼と仲良くなりたいのなら、彼が一緒に遊びに行きたいと言った今がチャンスだよ。あったら口に風邪ひかすと言うではないか。

あったら口に風邪ひかすの類語・言い換え

鉄は熱いうちに打て、好機逸すべからず

あったら口に風邪ひかすの反対語

急がば回れ、時は金なり

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