当たらずと雖も遠からずの意味
当たらずと雖も遠からず(あたらずといえどもとおからず)とは、直訳すると「当たっていないけれど、遠くはない」という意味です。つまり、予想や見込みが完全に的中はしていないけれども、全く外れているわけではないということを表す言葉です。
当たらずと雖も遠からずの語源・由来
当たらずと雖も遠からずの語源や由来は、古代中国の思想家・孔子の言葉からきています。孔子の弟子である子貢が、予想不時着する隕石の落下場所を予測したエピソードから生まれました。その時の予想が大当たりではなかったけれども、大きく外れてもいなかったので、「当たらずと雖も遠からず」と表現したとされています。
当たらずと雖も遠からずの例文・使い方
- テストの結果は全問正解ではなかったけれども、予想していた範囲内の成績だった。まさに当たらずと雖も遠からずという状況だ。
- 新商品の販売数、最初の予想とうまく当たらずと雖も遠からずの結果となった。
- 天気予報は完全には当たらなかったけれども、大雨になると予測していたので傘は持っていた。これも当たらずと雖も遠からずだ。
当たらずと雖も遠からずの類語・言い換え
僅差で外れる、予想の範囲内、大外れではない
当たらずと雖も遠からずの反対語
大当たり、全く外れる、大きく外れる