頭の上の蠅を追えとは?意味・語源・例文・類語・反対語

頭の上の蠅を追えの意味

「頭の上の蠅を追え(あたまのうえのはえをおえ)」は、余計なことを気にするなという意味の故事成語です。決められたことに集中していれば自然と解決する問題について、わざわざ手を止めて焦点をそらすことの無意味さを示す比喩表現です。

頭の上の蠅を追えの語源・由来

この言葉の由来は、「蠅が頭の上にでもとまるような余計な出来事に気を取られて、本来の重要な仕事をあきらめてしまう」ことから来ています。つまり、「本来の目的を忘れて、付け加えられた小さな問題にとらわれてしまう」という意味合いが込められています。

頭の上の蠅を追えの例文・使い方

  • テスト勉強をしている時、スマホの通知音に気が散ってしまう君はまさに「頭の上の蠅を追え」だ。
  • 大事な仕事の最中に、他人の評価ばかり気にしていては「頭の上の蠅を追え」だ。
  • 練習で結果を出すことに集中すれば、試合での結果は自ずとついてくる。「頭の上の蠅を追え」になって試合の結果ばかりを気にするな。

頭の上の蠅を追えの類語・言い換え

見込み薄の犬に石を投げない、木を見て森を見ず

頭の上の蠅を追えの反対語

目先の問題にとらわれる、細部にこだわる、些細なことを気にする。

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