朝茶は七里帰っても飲めの意味
朝茶は七里帰っても飲め(あさちゃはしちりかえってものめ)とは、大した問題ではない、あるいは簡単なことを指す慣用句です。直訳すると「朝に飲むお茶は、たとえ7里(約28km)後退しても飲むことができる」という意味になりますが、これは「どれだけ時間が経っても、あるいはどれだけ離れていても、まだその行動をとることが可能だ」という比喩表現です。
朝茶は七里帰っても飲めの語源・由来
「朝茶は七里帰っても飲め」の語源は、江戸時代の人々の日常生活に由来します。当時、朝に茶をすすってから出かけた人は、家から7里(おおよそ28km)離れてもまだ茶を飲むことが可能だと言われました。つまり、朝飲んだお茶の効果が長持ちするという意味です。ここから、「遅くてもまだ間に合う」「後戻りしてもまだ大丈夫」という意味合いが派生しました。
朝茶は七里帰っても飲めの例文・使い方
- プレゼンの準備が遅くなってしまったけど、まだ会議が始まるまで1時間もあるから、朝茶は七里帰っても飲めだよ。
- 試験勉強が遅れてしまったけど、まだ一週間もある。朝茶は七里帰っても飲め、焦らず計画的に進めよう。
- チームプロジェクトの進捗が思うように進まない。でも、報告書の提出までまだ時間はある。朝茶は七里帰っても飲めだから、一つ一つクリアしていこう。
朝茶は七里帰っても飲めの類語・言い換え
焦らずじっくり、急がば回れ、船は浅瀬に乗り気味で進む、まだ時は早い、時間はたっぷりある
朝茶は七里帰っても飲めの反対語
焦点を絞る、急げや川流れ、逃した魚は大きい、時間がない、時期が遅い
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