有るは借銭無いは金の意味
“有るは借銭無いは金(あるはしゃっせんないはきん)”とは、手元に物が寄せ集められている状況は、借金が重なっているという意味であると同時に、手元に物が無くても自由な立場を保てるという意味を持つ古代中国のことわざです。つまり、いくら物があってもその多くが借りものであれば、所有しているとは言えず、逆に、物が無くても借り物を抱えていなければ自分の自由を保てるという教訓を示しています。
有るは借銭無いは金の語源・由来
このことわざは古代中国の故事から生まれました。伝説によれば、ある資産家が大量の財産を持ちながらも、そのすべてが借金から来たものであることを悟り、それまでの生活を見直すきっかけとなったと言われています。一方で、無一文の者が自由に生きている姿を見て、財産とは何かを問い直すきっかけとなり、この教訓が生まれたとされています。
有るは借銭無いは金の例文・使い方
- 車も家も持ってる友達は、しかし全て借金からのもの。だからこそ、「有るは借銭無いは金」という言葉がすごく合っている。
- お金はないけど、借金もないから気楽だね。「有るは借銭無いは金」って言うしね。
- あの人はビジネスで成功しているように見えるけど、実際は借金だらけらしいよ。「有るは借銭無いは金」とはよく言ったものだ。
有るは借銭無いは金の類語・言い換え
手元にあるものは全て借金、手元に何もなくても自由である
有るは借銭無いは金の反対語
モノがあれば豊か、モノがなければ貧乏