大器晩成とは?意味・語源・例文・類語・反対語

大器晩成の意味

「大器晩成(たいきばんせい)」とは、「大きな才能を持っている人が、その才能を開花させるまでには時間がかかり、結果として遅く成長する」という意味を表します。直訳すると、「大きな器(才能のこと)は晩(遅)に成(完成・成長)する」になります。なので、この言葉は、いつも最初は苦戦していても、最終的には大きな成果を上げることができる人を褒め称える際に使います。

大器晩成の語源・由来

この言葉は中国の戦国時代の人物、孟子が述べた一節に由来します。孟子は、「士大夫の器は必ず晩くして成る」つまり、「重要な地位に就く人の才能は遅く開花する」と述べ、数々の歴史的な偉人が初めは困難に遭遇しながらも最終的に成功したことを指摘しました。

大器晩成の例文・使い方

  • 彼は全てを自分で学んできたから、そのプロセスは長かったけれど、その結果が今の彼の成功を作っている。まさに大器晩成だ。
  • このピアニストは若い頃はあまり評価されていなかったけど、年を重ねるごとにその才能が開花。大器晩成とはまさに彼のことだ。
  • 息子は最初から優れているわけではなかった。しかし、一つひとつコツコツと力をつけていった。大器晩成の成せる業だ。

大器晩成の類語・言い換え

遅咲き、晩成型、遅れて来る者は必ず仕度あり

大器晩成の反対語

早熟、急成長、若くして早々と成功する、短期間で成功する

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