呉越同舟とは?意味・語源・例文・類語・反対語

呉越同舟の意味

呉越同舟(ごえつどうしゅう)とは、普段は仲が悪い人たちが、特別な状況下では一緒に行動せざるを得ないことを表した言葉です。日常では対立関係にあるけれども、何かのきっかけで一緒になってしまうという意味合いから、「非常時の同士」「仲の悪い者同士の協力」といった意味で用いられます。

呉越同舟の語源・由来

呉越同舟の語源は、中国の古代の故事に由来します。昔、中国の呉と越という二つの国が争っていたとき、両国の使者が同じ船で渡川するという事態に見舞われたことからこの言葉が生まれました。普段は敵対しあっている二国の使者が、一つの船で非常事態を共に乗り越える様子から、現在の意味が派生したのです。

呉越同舟の例文・使い方

  • 試験前という大事な時期にクラスが一体となって勉強するなんて、まさに呉越同舟だね。
  • あの二人が共同プロジェクトに参加するなんて、まさしく呉越同舟の状況だ。
  • ライバル同士が協力して競技会の準備をするなんて、いわば呉越同舟だ。

呉越同舟の類語・言い換え

犬猿もどき、水と油が混ざる、反目して一致、一枝和合

呉越同舟の反対語

犬猿の仲、水火不容、仲がいい、合意している

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