紆余曲折とは?意味・語源・例文・類語・反対語

紆余曲折の意味

紆余曲折(うよきょくせつ)とは、事情や物事が複雑で、予測や計算しきれないほど多方面にわたって細かく変化する様子を表す言葉です。直訳すると「曲がりくねった長い道のり」の意味になるので、比喩的に「事の過程が意外性に富み、非常に複雑で入り組んでいる」ことを指します。

紆余曲折の語源・由来

紆余曲折は、中国の古典「詩経」に出てくる「紆余曲折、差義之嘏」(うよきょくせつ、さぎしこう)という詩句から来ています。「紆余」は曲がりくねる、曲がり角の多い道、「曲折」は行き止まりの多くて曲がり回る道を指し、元々は道の険しさを表していました。

紆余曲折の例文・使い方

  • この問題を解決するためには紆余曲折した過程を経る必要がありそうだ。
  • 彼の人生は紆余曲折を経て、ようやく成功を手に入れた。
  • 紆余曲折した議論の後、ついに決定が下された。

紆余曲折の類語・言い換え

錯綜、複雑、波瀾万丈、いろんなことがあって、曲折する、紆余、道々凸凹など

紆余曲折の反対語

一直線、スムーズ、直線的、円滑、平易、単純

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