ある時はありがありない時は梨もないとは?意味・語源・例文・類語・反対語

ある時はありがありない時は梨もないの意味

「ある時はありがありない時は梨もない(あるときはありがありないときはなしもない)」とは、何かを行うタイミングや条件があると、その物事が問題なく進行するが、それらが揃わなければ何も成り立たなくなる、ということを表しています。具体的には、ある時には果物の「梨(なし)」が手に入るけれど、それが手に入らない時には「ある物」すら手に入らなくなる、という意味合いが込められています。

ある時はありがありない時は梨もないの語源・由来

この言葉は、江戸時代の庶民の生活を描いたとされる戯作『東海道中膝栗毛』に出てくるもので、主人公の旅が進行する中で物事が思うようにいかない状況を面白おかしく表現したものです。具体的には、旅人が持っていたお金(あり)が底を尽くした時に手に入らなくなった「梨(なし)」に置き換えています。

ある時はありがありない時は梨もないの例文・使い方

  • 最近の実績の良さは、前に頑張って投資したおかげ。しかし、資金が無くなれば途端に何もできなくなる。まさにある時はありがありない時は梨もないという状況だ。
  • ある時はありがありない時は梨もないとはまさに今の私の状態で、労働時間が確保できれば収入も上がるが、病気で働けなくなったら何もない。
  • 今後の生活はある時はありがありない時は梨もない状態。契約が取れれば生活も充実するが、病気のため契約が取れなければ生活もままならない。

ある時はありがありない時は梨もないの類語・言い換え

一攫千金、一騎当千、一石二鳥、一期一会、乾坤一擲、福の神恵比須も太平の時には来ない、好事魔多し

ある時はありがありない時は梨もないの反対語

悪事千里を走る、悪銭身につかず、急がば回れ、後悔先に立たず、空しい勝利、失敗は成功のもと、春夏秋冬

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