雨に濡れて露恐ろしからずとは?意味・語源・例文・類語・反対語

雨に濡れて露恐ろしからずの意味

雨に濡れて露恐ろしからず(あめにぬれてつゆおそろしからず)とは、一度困難な経験をした後では、同じような困難にはもう怖くないという意味のことわざです。大きな困難を乗り越えた人は、その後の小さな困難には動じない、ということを表しています。

雨に濡れて露恐ろしからずの語源・由来

この言葉は比喩表現で、本来は物理的な「雨に濡れる」ことと、「露に濡れる(つゆにぬれる)」ことを比較しています。雨に濡れた後では露程度では驚かないという意味から、困難な経験を通じて人は強く成長できる、という教訓が込められています。

雨に濡れて露恐ろしからずの例文・使い方

  • 最初の1週間は新しい部活でついていくのが大変だったけど、今では雨に濡れて露恐ろしからずで、どんな練習もこなせるようになったよ。
  • 父は社長になるまでにたくさんの困難を経験した。だから、今の経済状況が苦しくても、父にとっては雨に濡れて露恐ろしからずだ。
  • 初めての英語プレゼンテーションはとても怖かったけど、それを経験した今では、雨に濡れて露恐ろしからずで、堂々と話せるようになった。

雨に濡れて露恐ろしからずの類語・言い換え

いっぺん死んで見たもの、慣れの功、慣れは怖さを覆す、難を恐れず

雨に濡れて露恐ろしからずの反対語

困難を避ける、苦労を避ける、困難を恐れる

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