網無くして淵にのぞむなとは?意味・語源・例文・類語・反対語

網無くして淵にのぞむなの意味

「網無くして淵にのぞむな(あみなくしてふちにのぞむな)」とは、行動に移す前に準備をしっかりとするべきだということを教えています。ここでいう「網」は漁をするときに使う道具で、淵は魚が多く集まる深い水のことを指しています。つまり、魚を捕まえに行くけれど網がない、つまり準備が整わないままでは成果を得ることは難しいということを表しています。

網無くして淵にのぞむなの語源・由来

この言葉は、日本古来の考え方を示すもので、仕事などを始めるときにはきちんと準備した上で挑むべきだという古訓です。古代の人々は、漁に出る前に網の点検を怠ると、良い結果が得られないことを経験から学びました。それをとても簡潔に表したものが「網無くして淵にのぞむな」です。

網無くして淵にのぞむなの例文・使い方

  • 試験前に勉強をしておかないって、それこそ網無くして淵にのぞむなだよ。
  • 担当者が会議で発表する前に準備をしっかりとしないのは、まさに網無くして淵にのぞむなといえるだろう。
  • 試合に出る前に練習をサボるなんて、まさに網無くして淵にのぞむなだよ。

網無くして淵にのぞむなの類語・言い換え

事前準備が大切、準備万全、先入観なく準備する、身を任せるな

網無くして淵にのぞむなの反対語

行き当たりばったり、準備なしで突っ込む、後先考えずに行動する

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