余り寒さに風を入るとは?意味・語源・例文・類語・反対語

余り寒さに風を入るの意味

「余り寒さに風を入る(あまりさむさにかぜをいる)」とは、適度な寒さが健康に良いということを指します。寒すぎる場合、体を病気から守るために、風邪を引いてしまいましょうという意味です。逆に言えば、過度な保護は弊害をもたらす、という意味も含まれています。

余り寒さに風を入るの語源・由来

このことわざは古代中国の医学書『素問』に由来します。『素問』には「春夏秋冬、戸戸適宜、優生」という言葉があり、これは四季に合わせて生活を調整することで健康を保つという意味です。この考え方が、「余り寒さに風を入る」ということわざに繋がりました。

余り寒さに風を入るの例文・使い方

  • 父はいつも、「余り寒さに風を入る」と言って、冬でも窓を開けて寝る習慣があります。
  • 手袋をしすぎたから手が冷えたのだよ、余り寒さに風を入るように、肌が冬の風に触れるほどがちょうど良い。
  • 暑さ寒さも彼岸まで、と言いますが、まさに余り寒さに風を入るとはこのことです。

余り寒さに風を入るの類語・言い換え

適度な苦難が人を成長させる、適度な困難は勉強になる

余り寒さに風を入るの反対語

過保護、過干渉、全てを手に入れる

TOP