痘痕も靨の意味
「痘痕も靨（とうこんもわい）」とは、一見、欠点のように見える小さな傷跡や特徴も、愛する人にとっては愛らしい魅力に感じられる、という意味のことばです。
痘痕も靨の語源・由来
「痘痕も靨」は中国の王粲と言う人物が８４０篇の詩を詠んだ中で使われた表現で、痘痕が愛する女性の白い肌に優しい微笑を引き立てると詠んだのが始まりです。「靨」はあこがれの意味を持つ古語で、痘痕があることが魅力とされています。
痘痕も靨の例文・使い方
- 彼女の声には少し訛りがあるけれど、それもまた彼女の好きな点で、まさに痘痕も靨だ。
- 彼のおっとりとした性格は、人によったら優柔不断に見えるかもしれないけれど、私にはそれが痘痕も靨の一部だ。
- 彼の落ち着きのなさは、周りからはうっとうしいと思われることもあるかもしれないが、それが彼の個性で、私にとっては痘痕も靨だ。
痘痕も靨の類語・言い換え
欠点も魅力に、短所も長所に、欠陥も特長に
痘痕も靨の反対語
美点を欠点に、長所を短所に、特長を欠陥に
