頭隠して尻隠さずとは?意味・語源・例文・類語・反対語

頭隠して尻隠さずの意味

頭隠して尻隠さず(あたまかくしてしりかくさず)という言葉は、直訳すると「頭を隠すけどお尻を隠さない」という意味です。これは、自分が何かを隠そうとしても一部が露見してしまう、つまり、全体を見れば結局隠し事がバレてしまう状態を指します。何かをごまかそうとしても完全には隠せず、結局は原形を現してしまう様子を表しています。

頭隠して尻隠さずの語源・由来

この言葉は、昔の人々が鳥が頭を隠す行動を見て考えた表現です。鳥は危険を感じると、草むらや木の間に頭を突っ込み身を隠します。しかし、頭だけを隠して身体の残り部分が見えているため、完全には隠れていません。その様子がまさに「頭隠して尻隠さず」の現象を表していたのです。

頭隠して尻隠さずの例文・使い方

  • 試験の答えをコピーして持ち込んだけど、教師にバレてしまった。頭隠して尻隠さずとはこのことだ。
  • 彼はみんなに嘘をついたが、すぐに事実が明らかになった。まさに頭隠して尻隠さずだ。
  • 彼女はダイエットをしていると言いつつ、お菓子をこっそり食べていた。でもそれが友達にバレて、頭隠して尻隠さずの状態に。

頭隠して尻隠さずの類語・言い換え

ウソも方便、破れかぶれ、うわべを飾る

頭隠して尻隠さずの反対語

全部隠す、完全に秘密にする、全てを明らかにする

TOP