朝焼けは雨夕焼けは晴れの意味
「朝焼けは雨夕焼けは晴れ(あさやけはあめゆうやけははれ)」とは、天候を予想するための昔からの言い伝えの一つで、朝に太陽が昇る東の空が赤く染まると、その日のうちに雨が降ることを表し、夕方に太陽が沈む西の空が赤く染まると、次の日は晴れることを示すものです。自然の移ろいに目を向け、気象現象を予測する智恵として受け継がれてきたことばです。
朝焼けは雨夕焼けは晴れの語源・由来
このことばの由来は、実は科学的な根拠に基づいています。「朝焼けは雨」の部分は、朝方、太陽が昇ってくると、その光が東から接近してくる雲を照らし、そこに反射して赤く見えることから、雲が近づき雨が降りそうだとされます。一方、「夕焼けは晴れ」の部分は、太陽が沈んでいくと、その光が雲を西側から照らします。その時に雲が多ければ太陽の光を遮り色づきにくいですが、雲が少なければ反射した太陽の光が強くなり空が赤く染まります。これから雲が少なくなり晴れると解釈されるのです。
朝焼けは雨夕焼けは晴れの例文・使い方
- 今朝の朝焼けはすごく綺麗だったけど、朝焼けは雨夕焼けは晴れって言うしね、今日は傘を持って行った方が安心だね。
- 昨日の夕焼けは真っ赤だったから、朝焼けは雨夕焼けは晴れの通り今日はいい天気だ。
- 明日はピクニックの予定だから、今日の夕焼けが赤ければいいな。だって、朝焼けは雨夕焼けは晴れでしょ?
朝焼けは雨夕焼けは晴れの類語・言い換え
この言葉はあまりにも有名なため、直訳や具体的な他の言い表し方はないと思われます。
朝焼けは雨夕焼けは晴れの反対語
「朝焼けは雨夕焼けは晴れ」の反対となる表現も存在しません。これは経験則に基づく気象の見立てであり、それを反転させるような表現は一般的には存在しません。